旅日記北海道編2010 楽園 2三日目 焼尻島、天売島 朝一番の日差しから、今日は暑くなりそうな予感がした。
焼尻島に来た目的のひとつが、この島のサフォーク肉を食べることだった。
もともと小さな島なので、焼尻の羊は収穫量も少なく、希少だ。
港まで送迎してもらい、食堂に行くがまだ開いていない。
さて、焼尻産サフォーク肉の味は?シンプルに塩胡椒食べる。
9時40分のフェリーに乗る。 焼尻島から30分もかからず、天売島に到着した。
今日の宿「萬屋旅館」に荷物を預ける。
とりあえず島を一周してみよう。
急な坂をバイクで駆け上がり、「赤岩展望台」に到着する。
海が青い。 積丹半島や礼文島と同じ、深い青だ。
次に海鳥観察舎に向かう。 ここは望遠鏡が設置されており、海鳥を観察できる。
屏風岩といわれる岩の上に、ペンギンのような姿を発見して、ドキリとする。
この付近に丁度いい石のテーブルがあったので野点をする。
茶器 春慶塗 平棗 茶杓 銘 渡鳥 拙作 茶碗 志野 森岡なつ作 建水 スタッキングマグ 雪峰 スノーピーク製 茶巾筒 銀 菓子 旅枕 両口屋是清製
菓子器 変り三つ石紋 盆
今日は本当に海が綺麗で、海風を受けてバイクを走らせると爽快だ。
バイクを港に返し、周辺を散策する。
昼食は、港にある「てうり亭」ウニ丼を食べた。
今日の宿、萬屋旅館に徒歩で向かう。
宿の前の海でのんびり過ごしていると、お待ちかねの夕食の時間になった。
部屋に運ばれた膳は二の膳まであり、生ウニや鮑、ソイの活き作りを始め、焼魚に海鼠酢、ホタテの味噌汁、塩ウニ、ウニ汁等、圧倒的な量だった。
その後、宿にバスが来て、ウトウの観察ツアーに行く。 ウトウは一日に300キロ以上移動し、一日一度しか巣に帰らない。暗くなると、雛に餌を持って一斉に帰巣する。
地面の穴付近には、ウミネコ達が待ち構えている。ウトウの運ぶ魚を狙っているのだ。
まだ明るいうちは、ポツポツしか帰って来ないが、暗くなるに従って、空を埋め尽くす程のウトウが巣を目指して降りてくる。 その数、60万羽以上という。その光景には全身に鳥肌が立つほどで、ただただ圧倒された。
地面ではウトウとウミネコがバトルを繰り広げられている。
鳥の鳴き声が響き渡り、一帯はまさに異空間だった。
ここは本当に日本か?
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